2015年9月26日土曜日

『デスメタルアフリカ』、おかげさまで初版品切れ、10月5日重版出来!

『デスメタルアフリカ』、おかげさまで初版品切れ、10月5日重版出来!

ロケットニュース等ネットで話題に!

読みながらアフリカ各国の歴史政治・文化が分かると評判!


メタルマニアだけでなくアフリカファンサブカル好きでも楽しめる!

モザンビークのブラックメタルの

白塗りしてる単なるロックのScratchに

中毒になる人が続出!

日本だけで再生回数が急増!


インタビューしている途中で犬に餌をやりに行ったり、

ギタリストなのにBon Joviという名前の人がいたり、

予想を裏切る素頓狂な振る舞いに日本人メタラーも驚きを隠せず! 


一方でマダガスカルのメロスピAllkiniahが超絶テクで騒然! 

そして評論家、佐々木敦氏に「ナミビアのボアダムズ」と言わしめたAfrican Doomhammer等、


音楽的にもインパクト大のバンドも多数!

2015年9月23日水曜日

買えるお店

ネット書店

Amazon、楽天ブックス、セブンネットショッピング、hontoネットストア、紀伊国屋BookWeb、TSUTAYAオンライン、ヨドバシドットコム、BOOKFAN、ブックサービス、HonyaClub、e-hon、ローチケHMV、ヤマダモール、DMM.comなどのオンラインショップの在庫状況は書籍横断検索システムをお使いください。


『童貞の世界史』検索結果


『共産テクノ』検索結果


『デスメタルアフリカ』検索結果



書店

トランスビューの直接取引でご注文頂いている書店にも置いてあります。

数が無数にあり、売れた後に補充注文を頂いていないお店も複数ある為、個別の店名の表記は控えさせて頂きます。


レコードショップ/同人誌書店

『デスメタルアフリカ』や『共産テクノ』に関しては以下のレコードショップや同人誌書店でも取り扱っています。

タコシェ
はるまげ堂
模索舎
Grave
Red Rivet Records
S.A Music
Record Boy
NOIZ堂
Tower Record
HMV
ディスクユニオン






2015年9月21日月曜日

『デスメタルアフリカ』中身その3、ケニアでメタルコアが大流行

「デスメタル」というだけでも狭すぎるのに、「アフリカ」を掛け合わせて更に間口を狭めている『デスメタルアフリカ』。しかしインターネットではその刊行が驚きをもって、受け入れられている様である。早速、幾つものサイトで紹介された。


さてその『デスメタルアフリカ』だが、いよいよ日本では最もアフリカの平均的なイメージに近い東アフリカを紹介しよう。


ケニアは東アフリカの中心的な存在なだけあって、他の国々に比べてもメタルが盛んだ。またインド系移民の末裔が多いことでも知られる。右のページのバンドはヒンズーの伝統を体現しつつもAnaal NathrakhやBehemothといった近未来風ブルータルサウンドを追求しているバンド。



発展途上国では1つの画期的なバンドが登場すると、その後続々とフォロワーがイナゴの様に大量に沸いてくるのが特徴だ。ケニアではLast Year's of Tragedyというメタルコアが登場してから、彼らのフォロワーが大量に湧き出てきている。通常、メタル初心者にも最も分かりやすくて取っつきやすい「デスラッシュ風」のバンドがまず黎明期に登場するのが一般的だが、ケニアではいきなり最初からメタルコアに突入してしまったのである。



はるまげ堂の関根氏もプッシュしていたのがウガンダのVale of Amonition。先に紹介したAfrican Doomhammerとともに「これはメタルなのか?」と疑問に思わざるを得ない、もはや理解不能な音楽を築きあげた。はっきり言って「適当に弾いてるのではないか?」とも思えてくる音だが、インタビューしてみると意外と理論派でインテリ。おまけに日本のバンドではSigh、Sabbat、Abigail、BarbatosからLoudnessやAnthem、そしてXーJapanを好きなバンドとして挙げてくるほどメタルマニア。




左のバンドはなんとムセビニ大統領の専属カメラマンを務める人物によるヘビメタバンド。しかも父親もあのアミン、そしてオボテ大統領の専属カメラマンだったそうだ。


右のバンドはタンザニア唯一のブラックメタル。そして『デスメタルアフリカ』で唯一音源が全く試聴できなかったバンドだ。今でもその謎は全く究明できていない。


『デスメタルアフリカ』ではInfertile Surrogacyなど「アフリカ出身を詐称するバンド」を紹介しているが、右のバンドは「コンゴ原産」のインコがメインボーカルを務めるグラインドコアバンド。


アフリカ以外の国、主にアメリカにおける「黒人をメンバーに要するメタルバンド」を調べ、それを一覧表にまとめたコラムも設けている。


有名どころで言うと「True Black Metal」と揶揄されることの多いBlack DeathやGod ForbidのHoward Jones、そしてSuffocationなどがいる。この「黒人メタルバンド」は度々欧米でも話題になるネタである。


この通り、『デスメタルアフリカ』ではバンド紹介やインタビューだけでなく、独特の切り口のコラムを複数用意している。


2015年9月16日水曜日

阿佐ヶ谷ロフトで『デスメタルアフリカンナイト』を開催予定


2015年10月16日金曜日の夜、阿佐ヶ谷ロフトで『デスメタルアフリカ』の刊行を記念して、『デスメタルアフリカンナイト』が開催される事となった。



OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥1,600 / 当日¥2,000(共に飲食代別)
前売はe+にて9/19(土) 12:00発売!

【出演】
ハマザキカク(『デスメタルアフリカ』)
山崎智之(『ロックで学ぶ世界史』)
川嶋未来(SIGH)
関根成年(はるまげ堂/Butcher ABC)

メタルマニアだけでなく、一般音楽リスナーにとっても衝撃をもって迎えられた『デスメタルアフリカ』。辺境中の辺境であるアフリカに沢山のメタルバンドが存在したのである。そして格好良いというよりも、妙な勘違いをしたヘンテコリンなバンドがほとんどだった……。また読んでいるだけでバンドだけでなく、その国の文化、政治・経済の状況まで詳しくなり、教養まで高まってしまう『デスメタルアフリカ』の刊行を記念して……


デスメタル界随一の有識者達が勢揃い!

アフリカ以外の地域も含めた選りすぐりの辺境メタルをPVで紹介!
それに対して他の登壇者達が豊富な知識を交えて突っ込む!
登壇者とお客さん同士の人脈交流タイムや物販も!

2015年9月4日金曜日

『デスメタルアフリカ』中身その2、マダガスカルはメタル大国

『デスメタルアフリカ』、先日に引き続き、中身を紹介しよう。南部アフリカの次に出てくるのはマダガスカルとレユニオン、モーリシャスのインド洋に面した島々だ。



意外に思われるかもしれないが、マダガスカルはサブサハラでは南アフリカに次ぐメタル大国である。南アフリカのメタルバンドが実質上ほとんど白人によるものである一方、マダガスカルのバンドは全て土着のマダガスカル人によるものだ。マダガスカルの先祖はインドネシアから来ていると言われている。インドネシアは今や世界有数のデスメタル大国なので、同じ遺伝子が備わっているのかもしれない。




左のお笑いにしか見えないバンドは、Vazimbalianというペイガンフォークメタル。マダガスカルの伝説上の先住民族ヴァジンバ族をモチーフにしたバンド。



マダガスカルが飢餓で苦しんだ1986年から活動している、同国のメタル界の帝王Kazar。特にギターのMilonは貫禄があり、フランスの血が入っているのかと思い、質問してみたところインド系との回答を得た。マダガスカルにはヒンズー系のバニアンやイスラム系のカラナというインド系がいるのでその末裔かもしれない。しかし彼は現在フランスに移住したらしい。



言われなければマダガスカル出身とは思えない、激重デスコアA Skyline's Severance。非常に優れたプロダクションだが、自分たちで色んなプラグインを駆使してレコーディングしたらしい。



まるでRhapsody of FireやDragonForceを聴いているかのような、メロディアス・パワーメタルAllkiniah。映像も非常に洗練されている。日本のGalneryusやRider of Storm、Undead Corporationと言ったバンドを知っているとのことだ。
(Rider of StormはDoorsの曲名だが何を意味していたのかは不明)



鉄道をモチーフにしている変わり種親父ロックLokom Lokomotivaというバンド。曲はつまらないが映像はカッコ良い。そしてまるでネイティブインディアンの様なルックス。



『デスメタルアフリカ』では随所にコラムを設けている。アフリカのメタルポータルサイトとして、『Metal4Africa』が有名だが、実はこのサイト、あまりにも南アフリカの情報に偏っており、それ以外の国の情報は非常に物足りない事を指摘。他にもアフリカのメタル情報を知る上で参考になるサイトや情報源とそれらの分析を加えた。


2008年にコンゴ民主共和国(旧ザイール)からInfertile Surrogacyというスラミング・ブルータルデスメタルが登場し、世界の度肝を抜かせた。しかし実はこのバンド、出身国を偽っているのではないかとの指摘が相次いだ。そうした「アフリカ出身を詐称しているメタルバンド」の疑惑も究明した。他にも幾つか受け狙い、あるいは驚かせる為にアフリカの国出身だと偽っているメタルバンドが見つかった。



レユニオンは正確にはアフリカの国ではなくフランスの海外県だが、デスコアが盛んなので収録した。このBlackSkullという叙情性をウリにしたデスコア/グルーブメタルは音楽的にもハイクォリティでお勧めである。なおマキシマム・ザ・ホルモンがお気に入りだそうだ。



BlackSkullのメンバーらによるデスコアBehind Our Reflections。これは先進国のバンドにも全く引けをとっていない程のクォリティで、鳥肌モノである。



一部のプログレマニアの間では非常に評価が高いとされるモーリシャスのFeedback。まるでQueensrycheやDream Theaterを彷彿とさせると言ったら大げさだろうか。フランス系のギターを除いて全員インド系というのも興味深い。


このように先に紹介したモザンビークやボツワナ、ナミビアのバンドだけでなく、マダガスカルとインド洋諸国だけでもこれだけの充実ぶりだ。しかもこれらの国は南部アフリカと違って、音楽的にも非常にレベルが高く、キワモノというよりは鑑賞物として楽しめるバンドが多い。今後これらの地域のメタルシーンは、ますます発展していくと予想されるだけに目が離せない。


さて『デスメタルアフリカ』、ここまででやっと第2章である。どれだけ情報量が満載で、魅力に溢れ、個性的なバンドが多く収録されているかが分かるだろう。


Amazonでは引き続き予約を受け付けているので、早めに予約しよう。


今後、引き続き、別の地域のページを紹介する予定だ。


書店様



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2015年9月2日水曜日

『デスメタルアフリカ』が完成


『デスメタルアフリカ』が完成した。本書はアフリカ大陸に存在するデスメタル・ブラックメタル・スラッシュメタル・グラインドコア・デスコア・ペイガンフォークメタルなど過激なバンド達を紹介したものだ。

マダガスカル・モザンビーク・ジンバブウェ・ボツワナ・ザンビア・マラウイ・ナミビア・モーリシャス・レユニオン*・ケニア・ウガンダ・タンザニア・ガボン・アンゴラ・トーゴ・カーボヴェルデ・南アフリカ等、サブサハラの17カ国から100を超えるバンドを紹介している。

(*)レユニオンは国ではなくフランスの海外県だが、アフリカ領域に位置し、デスコアが盛んで興味深いので収録した。


そして20を超えるバンドや関係者のインタビューも収録している。


本書の一部を写真で紹介しよう。


モザンビークの国民的スター、Scratchが載っている。彼らのインタビューも収録。



真っ正面から見たところ。数多くのバンドが日本初独占インタビューである。当然と言えば当然だが。




目次と本書の読み方の解説。全てのバンドに対して、音源が試聴できるSNSなどのリンクを掲載した。またLast.fmの登録の有無とリスナー数、そしてEncyclopedia Metallumの登録の有無も調査した。ほとんどのバンドが未登録だったのだが。





アフリカの国々の基本的な解説も用意。各国の歴史やメタルシーンの特徴などを記載。



トップバッターはもちろんカバーを飾るモザンビークのScratch。アフリカ大陸で色んな意味で最もインパクトのあるバンド。ただしこのバンド、ブラックメタル風のコープスペイント(白塗り)をしているのだが、そもそもメタルと言えるかも微妙である。




モザンビーク最大のメタルフェス、Gorofestの主催者にインタビュー。国外では全く知られていないモザンビークのメタルシーンの歴史から現在の状況について、詳しく教えてもらった。他では全く知る事のできない情報が満載だ。



ジンバブウェの残留白人によるエスニック風デスコアバンド。ムガベに関する質問に対してはノーコメントを貫いた。しかしながらRolandのエレドラを使用しているのが興味深い。



ボツワナを代表するスウェディシュデス風のサウンドを奏でるWrust。海外遠征歴もあり、アフリカでも最も有名なバンドの一つ。インタビューに答えてくれたStuxは強面の紳士である。



ボツワナの伝統音楽をモチーフにしているのに、リーダーが半分イタリア系のSkinflint。ギターはイシバシ楽器で購入しているとのこと。



アヴァンギャルド・フリーダム・ドゥームとしか言いようのないナミビアのバンド。もはやメタルとも言えない次元に達している。インタビューで言っている事も支離滅裂に近く、翻訳に苦労した。


以上、南部アフリカの章から、特に面白いページを幾つか紹介した。しかしこれはまだ本書の冒頭の4分の1にしか過ぎない。


本書の内容を一度のエントリーでは紹介しきれないので、何回かに別けて紹介する予定だ。


さてこの『デスメタルアフリカ』だが、2015年9月9日に発売される予定。一部の書店、そしてオンライン書店で購入できる。


Amazonでは早速予約が出来る様になっている。


アフリカ大陸のメタルに特化した書籍は本邦初である。実際に店頭に出回る部数は限られている。欲しいと思ったらその場で買うべきである。


続く 『デスメタルアフリカ』中身その2、マダガスカルはメタル大国